先日、最近知り合った知人数名をお招きして「小松堂LABOデバック料理研究会」を開催。
最近、わたしが購入した「PHILIPS・ヌードルメーカー」を使って、みんなでミートソースの米粉パスタを作る・・・予定だったのだが、私が「つなぎ」として絶対に必要な卵を買い忘れるという致命的なミスを犯してしまい、急遽、メニューは「ミートソースうどん」に変更となった。
ホットクックで既に調理中だったミートソースも、仕上げに醤油と味噌を使い、なんとなく和風に仕上げてリカバリー。無事に美味しくいただくことができた。知人の一人は、その後、ヌードルメーカーを購入したそうだ。
食後のお茶の時間に知人たちが話し始めたのは、職場の「お局さま」の話。
知人曰く、「隣の席のお局さまの嫌がらせのターゲットになってしまった。長く勤めるつもりで入社したし、仕事自体は楽しいから、人間関係の問題で辞めたくない。」との、切実なお悩み。
そのお局さまは、勤務時間内の多くをネットサーフィンで過ごしている「働かないおばさん」であり、かつ、自分の知らない所で何かが決まったりすることに過剰に反応して突然に発火するタイプであるらしい。しかも、入社後すぐに上司から「お局さんとうまくやってね」と念押しされたそう。
上司からの圧力もあり、知人は数カ月間、隣の席のお局さまからから延々と繰り出される「無駄話」を、ひたすらに、ある程度の情熱をもって、相槌を挟みつつ、聴き続けた。そうして少しづつ埃が溜まっていくようにストレスを溜め込んでいった知人は、ある日ついに、「お給料を貰っている分はしっかりと働きたい!」という、真面目な会社員の純粋な信念との軋轢に耐えられなくなり、お局さまに向けて張り付けていた「情熱的な信奉者の仮面」を脱ぎ捨ててしまった。
そして、「お局さまの怠慢」vs「真面目な会社員の誠実」のガチンコ勝負の、ゴングが鳴ったのだ。
ここで、わたしは直感した。
「これは人間関係の問題ではない。会社が経営コストとして認めた『老朽化したインフラ設備』が引き起こしているバグだ。」と。
今日のミートソースを隠し味でリカバリーしたように、このような想定外のバグを、如何にして手持ちのリソースで効率よくデバックするか。
その答えを導き出すため、わたしが提唱する【立体デバック・マトリックス】のベースである、岡田斗司夫先生の【欲求4タイプ】をお借りして、この問題をシンプルに可視化してみよう。👉️https://note.com/komatsudo_labo/m/mda6c72a91626
まず、こういった悩みに対して世間が差し出す「一般的な処方箋」を整理してみよう。大きく分けて以下の4つではないだろうか。
①相手を理解しましょう(精神論)
②実力で黙らせましょう(努力論)
③不当であると会社へ訴えましょう(正論論)
④心が折れる前に辞めましょう(亡命論)
どれも間違っているわけではない。でも、わたしは憤りを感じる。
なぜなら、これらの解決策は「解決の代償」を「被害者であるあなたのリソース」に丸投げしているからである。
①なぜ被害者であるあなたが、我慢して疲弊しなくてはいけないのか。
②なぜ被害者であるあなたが、自分の意志ではない努力を強いられなくてはいけないのか。
③なぜ被害者であるあなたは、正論であるのに戦わなくてはいけないのか。
④なぜ被害者であるあなたが、不本意に逃走しなければならないのか。
そもそも、「会社が放置すると決めて維持している老朽化したインフラ設備」のために、あなたの貴重な人生のリソースを割く必要など、どこにもないのだ。故障したエアコン(お局さま)に、ご機嫌を損ねないように気配りしたりしますか?しないはずだ。
まず、今の状況は、会社から「うちのPCは今でもwindowsXPだけど、オンライン会議には参加しろ。」と言われているくらいの無理ゲーだということを認識すべきである。
これが、今回提唱する「そもそも論」概論である。
実は、これら一般的な処方箋が不完全であることにも、理由がある。
これらの処方箋は、それぞれの薬局(回答者)の欲求タイプによって、偏りが出るからだ。
これについても「欲求4タイプ」に当てはめて可視化してみよう。
①精神論の処方箋【注目型薬局】この薬局内では「好意」が最も大事である。もし自分がお局さまの立場だと仮定したら👉️「仲良くしたい」と言ってくれれば解決!=「相手を理解しましょう」
②努力論の処方箋【司令型薬局】この薬局内では「勝敗」がすべてである。もし自分がお局さまの立場だと仮定したら👉️仕事の成績で負けたらぐうの音も出ない=「実力で黙らせましょう」
③正論論の処方箋【法則型薬局】この薬局では「理を知ること」が重要だ。もし自分が会社の立場だと仮定したら👉️なるほど老朽化してるのねシステム入替!=「不当であると会社へ訴えましょう」
④亡命論の処方箋【理想型薬局】この薬局の指針は「美学」だ。もし自分があなたの立場だと仮定したら👉️自分の美学を守るためには勇気ある撤退も必要だ=「心が折れる前に辞めましょう」
これで分かることは、回答者には悪意があるわけでも、適当なことを言っているわけでもなく、ただ、自分に置き換えて考えた最適解を、真摯に答えている、ということだ。
しかし、実際には、以下のような問題が潜んでいる。
①お局さまが「注目型」ではなかった場合に効果が期待できない。「法則型」だった場合には、逆効果となる可能性が高く、地獄絵図の可能性もある。
②お局さまが「司令型」だった場合には特に効果があるが、黙らせるだけで根本解決には至らない。今後の状況により環境悪化の可能性が高まる。
③そもそも「会社が放置すると決めて維持しているインフラ」のため、効果がない可能性が極めて高い。
④そもそも、なんで辞めないといけないの?👈️松絵の声
お局さまとの間に起こるバグを「人間関係」だと思うから、私たちは「心」を削って対峙してしまう。 しかし、彼女を「会社公認で故障したまま稼働し続けるインフラ設備」と再定義した瞬間、バグは「人間関係の修復」から「自分自身の低コスト運用」へと切り替わる。
相手を変える努力も、自分が疲弊するような我慢も必要なし。 必要なのは、その設備がどの「OS」で動いているのかを見極め、最小限のリソースでエラーを回避する「デバッグ術」である。
次回は、デバックに必要な「OSの見極め」と具体的な「自分の低コスト運用」について紐解いていこう。
お局さまは老朽化したインフラ設備である①

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